春が来て暖かくなると、体が緩みます。
東洋医学ではこの体が緩む季節を「解毒の季節」、つまり毒出しの季節と呼んでいます。
この毒の処理が上手くいかないと、気管や粘膜を通して毒素が排泄され、それが鼻水、くしゃみ、かゆみとなるわけです。
その毒出しの運行に欠かせないのが自律神経の安定です。
生活のリズムが乱れがちな夜勤業務や夜の飲食業の人に花粉症が多いのは、自律神経が乱れているからです。
花粉の飛ぶ中で修行する比叡山のお坊さんに花粉症がいないことがいわれていますが、規則正しい生活や食事で、自律神経が安定していることが関係していると考えられます。
冷えが花粉症によくないといわれるのも、冷えると自律神経が乱れやすくなるからです。